生前にお墓を建てることは古くから行われています。
これを「寿陵」と言います。または「寿墓」「寿塚」とも呼ばれています。「聖徳太子伝暦」には聖徳太子が推古天皇二六年(六一八年)に自ら墓所を築いたことが記されています。
日本にお墓を建てる習慣を運んできた中国では「寿陵」という習慣に健康で長生きするという意味をこめているのです。
仏教の教えでも、生前、死後の冥福を祈るために仏事を行うことを逆修という、この逆修は七倍のご利益があるとされていますように大変意義のあることです。
最近の墓地不足は深刻なものがあり、新聞、テレビ、雑誌などマスコミ関係でも頻繁にとりあげています。「人の一生の安らぎの場」であるお墓にまで深刻な用地不足が及んでいます。
今のうちに墓地を確保しておくのも時代にあった方法でしょう。
「墓なんて5年も10年も先のことだから、慌てることはない」
「いずれはと考えているが、資金的になかなか予定が立たなくて」
「死んだら子供達が何とかしてくれるから、大丈夫だと思う」
多くの方々より、このようなご意見・お考えを拝聴して参りましたが本当にそうでしょうか。
遺された家族の人たちを思い起こしてください。自分自身が先祖になることを考えた場合、子供にお墓の準備の苦労はかけさせたくないと思うのが本心ではないでしょうか。
お墓を建てると言うことは人生最後の大仕事です。これを成し遂げてこそ、余裕のある生活・安心の人生といえるのではないでしょうか。
あなたの愛する家族のためにも、墓地事情に多少の余裕がある今、生前建墓「寿陵」をお考えいただいてはいかがでしょうか。 |